こんなアホな質問箱が届いた。
ライフワークバランスについて投稿したらこれ。
バッカじゃねえの???と思ったが、結構深刻な問題な気がしている。
そのため、ちょっと文章にしてみる。
前提
まずは前提として、これはおそらくロクに働いたことのない大学生からきたものであることは念頭に置きたい。
まともな社会人であれば、フルリモートフルフレックスという言葉を聞いただけで、ライフワークバランスのなんたるかが想像つくかと思う。
”Z世代”の悪いところが煮詰まったこれを深掘っていく。
今回”Z世代”は想像力も社会経験もないのにSNSで知った気になり、傲慢な視点を獲得した若者を指す言葉として使用したい。
ワークライフバランスとは
社会通念的な意味でいくと、仕事の時間とプライベートの時間のバランスを指す。
通勤時間が長ければ、その分プライベートの時間(=ライフ)が減り、バランスが崩れるようなイメージ。
まあ、8時間労働の時点でバランスもくそもないんだけどね。
いかに自分の自由時間を生み出すかがQOLに直結するというのが、社会通念的な常識なのは間違いない。
SNSの弊害
そんな中「旅行とかも全然行ってない(からライフのバランスが取れていない)」というこの主張。
いや、Twitter(現X)に全部載せるわけないやろ〜〜!!!
ていうか旅行、お出かけしてない=充実してないって視野狭すぎるだろ〜〜!!!
そもそも結婚していて(先日1周年を迎えました❤️)同棲してるから、毎週出かける必要もなく💦
何が言いたいのかというと「楽しかったことがあれば必ずSNSに載せるはず」「充実していることをSNSでアピールしなければならない」「SNSに投稿していなければ私生活が充実していない」「充実していない奴はバカにしていい」という恐ろしい”Z世代”の常識に晒されてマジ恐怖(笑)ということ。
視覚情報に全てを縛られ、自分が当然することをしていない人間はバカにしていいという”Z世代”は「最近の若者は〜」と揶揄されても仕方がないように思える。
一括りに一緒にしないでほしいけど。
もちろん顕在していることが全てなので、想像力(=多様性への理解)も決定的に欠如している可能性が高い。
ある程度一般的な思考・知能を持っていれば「投稿するかは人それぞれ」という考えに行き着くのは自明である。
しかし、若者は可哀想なことに、常にSNSで比較され毎日が戦争である”Z世代”も多い。
何者かのフリをする表現者を見ては、何者にもなれない自分を責め立てる窮屈な毎日。
そうなれば「格下」の人間を設定し、踏みつけることで何者かになれる自分に一歩近づけた気がして救われる気持ちになるのだろう。
まあ、客観的に見れば哀れみを向けられるのは”Z世代”側なんですけどね。
幻の”充実”
造られた需要に踊らされてお金と時間を浪費してしまう哀れな”Z世代”。
彼らの言っている”充実”は果たして本当に充実しているのか。
SNSに同じ店の似たような写真が並ぶ様を不気味に思わないのか。
私はただの情報の後追いを充実とは思えないや。
みんなやりたいことを自分で見つけてやればいいのに。
見つけさせられた情報に対していかに嗅覚を働かせられるかがネットリテラシーであり、人生リテラシーである気がする。
まとめると本当に自分がやりたかったことなのか考える癖をつけないとただの操り人形になっちゃうから気をつけようっていう注意喚起でした。
総括(というお気持ち)
別に無理して充実した生活なんかしなくていいといつ気づけるのかが大切だなあ。
家でゴロゴロしたって誰にも迷惑かけてないんだから、自分のペースで生きればいいのに。
そもそも何者かになりたいのに、まずは自分を持つという作業を軽視しているのが愚か過ぎて嫌い。
そして他人を踏み台にしてそれに近づいた気になる頭の弱さも嫌い。
高くて姿形が映えるが味は。。。なものをSNSに載せるために時間とお金をかけるより、自分にベクトルを向けた生活をした方が圧倒的に有意義なのは間違いない。
まあ、なんか手の込んだ自炊とかしてみればいいんじゃないんですかね。